2015年11月6日金曜日

アニメ制作会社の盛衰 京都アニメーション・シャフト・A-1 Pictures

2000年代後半は京都アニメーションの時代であった。2006年春に涼宮ハルヒの憂鬱で一躍有名になった京都アニメーションはヒット作品を連発。涼宮ハルヒの憂鬱、Kanon、らき☆すた、CLANNAD、けいおん!といった2000年代後半の京都アニメーション作品はいずれも1万枚以上の売り上げを誇る。1万枚以上の売り上げがあるとヒット作として認知されるが、涼宮ハルヒの憂鬱、けいおん!の2作品については4万枚以上の売り上げとなり、社会的にも知られる作品となった。安定した作画で知られ、京都アニメーション作品と言えば放送前から成功が約束されたようなものであった。京都アニメーションの作品は常にそのクールの覇権候補筆頭であった。

涼宮ハルヒの憂鬱 1 限定版 [DVD]
角川書店 (2006-07-28)
売り上げランキング: 36,867

京都アニメーションの低迷と入れ替わるように飛躍したアニメ制作会社がシャフトである。2009年の化物語と2011年の魔法少女まどか☆マギカは7万枚以上の売り上げを誇るメガヒット作品で、一躍シャフトを有名にした。化物語と魔法少女まどか☆マギカは恐ろしい作品で、この2本のみで2000年代後半の京都アニメーション作品全体の売り上げに匹敵する。メガヒット作品を短期間に2本も製作したことで、シャフトは京都アニメーションを超えるアニメ制作会社として認知されるようになった。魔法少女まどか☆マギカがオリジナル作品であったことから、シャフトは実力あるアニメ制作会社の筆頭に躍り出た。

魔法少女まどか☆マギカ 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
アニプレックス (2011-04-27)
売り上げランキング: 6,559

京都アニメーションが低迷し、シャフトもピークを過ぎた現在、次世代を担うアニメ制作会社はどこになるのか。これはA-1 Picturesになるのではないかと予想する。A-1 Picturesはアニプレックスが設立したアニメ制作会社だけあって資金と労働力には定評があり、1クール2本のペースで作品を発表し続けている。作画が安定しており、京都アニメーションとも遜色ないレベルに達している。シャフトのような個性は感じられないが、原作を忠実にアニメ化しているため安心感がある。特に四月は君の嘘で見られた演奏シーンのこだわりは今後の飛躍を期待させる出来であった。フジテレビと仲が良く、ノイタミナ枠を定期的に確保できることも強みである。全盛期の京都アニメーションのように、安定してヒット作を出すアニメ制作会社になってくれればと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿