2017年6月25日日曜日

冴えない彼女の育てかた♭ 感想

冴えない彼女の育てかた Girls Side 3 (富士見ファンタジア文庫)
KADOKAWA / 富士見書房 (2017-06-20)
売り上げランキング: 8

2017年3月19日日曜日

冴えない彼女の育てかた12巻 感想

冴えない彼女の育てかた 12 (ファンタジア文庫)
丸戸 史明
KADOKAWA (2017-03-18)
売り上げランキング: 6
冴えカノ12巻読了…。何というか一つの時代が終わったような気分。次巻のGirls Side3と本編13巻で冴えカノも完結ということだが、今回の12巻が実質的な最終巻と言っても過言ではないだろう。英梨々と詩羽先輩、そして加藤。3人のヒロインとの関係性が今回で確定したような気がする。11巻読了後の予想とは全然違う展開で、加藤の家庭環境なんて一切触れられず、恋愛的な一波乱もなかったけど、冴えカノという作品を綺麗に締めるには満足のいく出来だったのではないかと思う。2chの本スレではあらすじ公表時点から散々に叩かれ、発売から一日経過した現在でも否定的な書き込みが相次いでいるが、ラストの展開は流石と言える出来に仕上がっていると思う。

ちなみに11巻読了後に冴えカノ12巻の展望と加藤恵の謎に関する考察という記事を書いたが、「冴えない彼女の育てかた 12巻」で検索すると、GoogleでもYahoo!でも最初のページにヒットするという謎の反響具合で驚いている。結局、12巻の予想は何一つ当たっていなかったわけだけど。「あろうことかデート当日にドタキャンし、向かった場所は——病室だった」という前情報と意味深な表紙が公開されたときは、相当なシリアス展開になるんじゃないかと思ったけど、それも全然当たっていなかった。

病院に運ばれたのは紅坂朱音。脳梗塞という結構危ない病気で、命に別状はないものの右手が自由に動かせない状況。偶然か運命か、マルズからの連絡を受けた倫也は加藤とのデートをドタキャンして病院に向かう。そこで脱退組である英梨々と詩羽先輩、さらに詩羽先輩の担当編集にして紅坂朱音の同期である町田さんと遭遇する。紅坂が倒れたことで、英梨々と詩羽先輩が製作するフィールズ・クロニクルは深刻な危機に直面していた。それは英梨々と詩羽先輩のマネジメントをしながら、マルズと交渉できる紅朱企画サイドの人物がいないことであった。

そこで倫也は無謀な決断をする。それは紅坂朱音の代役として、blessing softwareを脱退した二人と一年ぶりのチームを再結成することであった。二人の考えをよく知る倫也だからこそ、ギリギリのラインでマルズの要求から二人の作品を守ることに倫也は成功する。そして今回はプロデューサーとして見事に英梨々と詩羽先輩を導いていく。7巻における二人の脱退で胸を痛めた者として、この辺りはかなり胸の熱くなる展開。そして倫也とのチーム再結成に当たって、詩羽先輩と英梨々も一つの決断をした様子。

一方、フィールズ・クロニクルのサポートに回る代償として、倫也は新生blessing softwareを一時的に離れる決断をする。デートのドタキャンに加えて、一時的とはいえサークル活動を放棄したことで、倫也と加藤の間には再び溝が生まれていた。英梨々と詩羽先輩、二人と再びゲーム製作ができることに喜びを隠せない倫也だが、懐かしさと同時に加藤がいない寂しさも感じていた。四人で活動していた頃のblessing softwareを思い出す倫也。そして倫也は加藤にメールを送る。今の心情を包み隠さず文章にして、倫也はフィールズ・クロニクル作成の合間を縫ってメールを送り続けた。

そしてメールの受信音が倫也の部屋の前から鳴る。部屋の前には廊下でメールを読む加藤の姿が。かつてのサークル活動に思いを馳せていたのは倫也だけではなかった。blessing softwareの再結成を一番に夢見ていたのは加藤だった。そこに遅れて現れた英梨々と詩羽先輩。脱退してしまった二人こそblessing softwareを一番大事に思っていたかもしれない。すれ違ってしまった歯車が再び噛み合い始める。そして英梨々と加藤が抱き合う表紙のシーン。このシーンは一言では言い表せないけど、英梨々と加藤だけのシーンではなくて、後ろにいる詩羽先輩と倫也も含めた四人のシーンであるということが重要。作品の集大成と呼ぶに相応しいシーンで、アニメ化したら泣きそう。さらに美智留、出海ちゃん、伊織も合流して、新旧メンバー全員で週末のゲーム製作合宿に突入。ここで物語が完結しても良いんじゃないかというくらいの大団円。そしてエピローグではついに倫也が加藤に…。

ということで加藤ルート確定。英梨々と詩羽先輩は倫也を諦めることを決断した様子。「倫也が側にいると描けない」と言っていた英梨々は倫也の側でも描けるようになった。一年前にblessing softwareが解散したのは英梨々が原因だったけど、また再結成することができたのも英梨々の決断が鍵になったと思う。詩羽先輩が英梨々に何を話したのかはGirls Side3で補完されるんだろうけど、詩羽先輩が全てを悟って倫也を諦めるシーンはCLANNAD18話「逆転の秘策」を思い出した。WHITE ALBUM2のようなシリアス展開も見たかったけど、これはこれで良い締め方だったと思う。

2017年2月6日月曜日

中小企業診断士受験記録Part1

中小企業診断士の受験勉強を始めて半年以上が経過。1次試験7科目の内、企業経営理論、財務・会計、運営管理、経済学・経済政策の4科目まで一通り学習した。使用している教材はTACのスピードテキストとスピード問題集。中小企業診断士の受験勉強に関するブログ記事は多数あるが、ほぼ全てのブログがTACをオススメしているので間違いないだろう。スピードと冠する割には小さい文字で1科目300ページ以上の厚さなのが気に食わないところではあるが。
7科目の中でも重要なのが企業経営理論、財務・会計、運営管理の3科目である。2次試験は組織、マーケティング・流通、生産・技術、財務・会計の4科目から構成されており、上記3科目の内容に該当する。この3科目で一番好きなのは企業経営理論。企業経営理論は経営戦略、組織論、マーケティングから構成されるが、経営戦略に興味があるから中小企業診断士を目指していると言っても過言ではない。

中小企業診断士という資格に興味を持ったのは社会人2年目の秋頃だった。仕事に余裕が出てきて、何か資格でも取ろうかと考えたように記憶している。ただし、そもそも経営戦略に興味を持ったのは恐らく大学2年生の春頃になるのではないか。それは最初のフィールドワークで瀬戸田町のレモン生産について調査したときのことである。瀬戸内海には柑橘栽培に適した島がいくつもあるが、その中で何故か瀬戸田町はレモン栽培に特化した島であった。日本のレモン生産の半分は瀬戸田町が占めており、地理的な要因をはるかに上回る何らかの要因が働いていた。農家や農協への聞き取り調査で分かったことを当時は曖昧な表現で論文にまとめていたが、今思えばこれこそが経営戦略であろう。そして経営戦略とは企業の戦略であり、国家の戦略にも通じるところがある。近現代史における列強の戦略、現代の国際関係における国家の戦略なんかを常日頃から考えている歴史好き、地理好きには相性が良い。

ということで、経営戦略に関してはかなり自信有。昨年のゴールデンウィークに経営戦略全史という非常に厚い本を読んで、経営戦略論の歴史について一通り頭に入っていることも大きいかもしれない。マーケティングも結構好き。組織論は普通…。企業経営理論の勉強を終えて、10月から本格的に受験勉強を開始。まずは財務・会計から。受験生が最も苦手とする科目と聞いていたので戦々恐々としていたが、意外にも得意科目であることが判明。株取引に興味がある人は財務論は好きになるはず。ただし、会計は正直つまらない。財務・会計を3週間で片付けた一方、割と興味を持っていた運営管理に苦戦。商圏分析は完全に立地論で面白かったけど、他は覚える用語が多すぎて死ぬ。そして経済学・経済政策の勉強が本日完了。これも財務・会計と同じく3週間で終わった。何だろう、数字とか図表が出てくるタイプの科目が得意なのかもしれない。言い換えれば、暗記科目が苦手なのか。

残りは経営情報システム、経営法務、中小企業経営・中小企業政策の3科目。まずは中小企業経営・中小企業政策に着手する予定。何故かと言えば、一番興味を持てる科目だから。企業経営理論と同じくらいモチベーション高い。反対に経営情報システムと経営法務は心が折れそうで怖い。情報系と法律系は昔から苦手なんだよな…。ただし、この3科目は3月末を目標に終えたいところ。そして4月からは7科目の復習と1次試験の過去問に突入。7月初旬の1次試験模試を受けて、夏以降は2次試験の勉強に乗り出したい。2か月で3科目は詰め込み過ぎな気もするが、このスケジュールじゃないと2次試験に間に合わない気がする。

2017年1月28日土曜日

2016年アニメランキング

1位 この素晴らしい世界に祝福を!
異世界を舞台にしたコメディ作品。不慮の事故で死んだ佐藤和真は女神アクアから魔王討伐のために異世界への転生を持ちかけられる。アクアを道連れに冒険者として異世界に転生した和真であったが、アクアは運と知性が極端に低い駄目神で、和真は日々の生活費にも困窮する有様であった。やがてアークウィザードのめぐみん、クルセイダーのダクネスを仲間に加えた和真であったが、彼女たちもアクアに匹敵するトラブルメーカーで、和真の異世界生活は波乱に満ちたものとなっていく。

原作絵はクオリティ高いのにどうしてこうなった…という感じの残念な作画だが、作画崩壊が気にならないくらいダントツに面白い。最近急増している異世界系の作品の中では個人的に最高評価。ジャンルとしては異世界系だけど中身は日常系に近い。とにかく会話のテンポが良く、あっという間に全話視聴していた。これはキャラクター設定の賜物だろう。特にめぐみんのパートが素晴らしい。シリアス要素が皆無に等しいため、個人的な趣味からは結構離れているが、2016年では一番のヒット作。

2位 Re:ゼロから始める異世界生活
こちらも異世界ファンタジー。引きこもりの高校生ナツキスバルは突如として異世界に召喚され、命の危機をハーフエルフのエミリアに救われる。エミリアの物探しに協力するスバルであったが、何者かの襲撃によって2人は殺されてしまう。しかし、殺されたはずのスバルは生き返り、異世界に召喚された時点まで時間が巻き戻っていることに気付く。死に戻りというタイムリープ能力を得たスバルは度重なる死に直面しながら、エミリアを救うため運命に抗っていく。

恐らく2016年の覇権アニメ。初回の1時間で上手く視聴者の心を掴んだと思う。毎週続きの気になる終わり方をしていたのが良かった。ただし、タイムリープは同じ場面を繰り返すことで間延びしたストーリーになってしまうのが弱点。リゼロもロズワール邸の部分で少しダラダラしている印象を受けた。そして主人公スバルに全く好感を持てないのが個人的に残念だった。ネットで連日繰り広げられたエミリアとレムのヒロイン論争が個人的には一番楽しかったかも。ちなみに自分はエミリア派。

3位 響け!ユーフォニアム2
吹奏楽部を舞台にした青春作品。関西大会出場を勝ち取った北宇治高校吹奏楽部は夏休みも熱心に練習を重ねていた。しかし、去年退部した2年生の傘木希美が部への復帰を求めて姿を見せると、同じく2年生でオーボエの鎧塚みぞれが変調を来すようになる。副部長の田中あすかは関西大会を優先して希美を切り捨てるが、あすかの態度に疑問を抱いた久美子は問題の核心に迫ろうとする。

これぞ京都アニメーションというクオリティの高さが脚本でも作画でも発揮されていた。作画レベルはもしかすると氷菓を超えていたかもしれない。ここ女子校じゃなくて共学だよね…と感じるくらい女子同士の関係がフィーチャーされていたのは1期同様であったが、繊細でリアルな人間関係が描けていたと思う。だからこそ恋愛をテーマにした作品でなかったのが惜しい。麗奈とか絶対恋愛映えするのに。いや、麗奈は既に恋愛しているんだけど…。何かが違う。秒速5センチメートルやtrue tearsに並ぶ名作になっていたかもしれないと思うと、良作であっただけに残念。次の京都アニメーション作品に期待。